日本語学校掛け持ちLog


掛け持ち?

「掛け持ちしてたの!?」と他の同僚の先生にも驚かれたのですが、実は掛け持ちをしています。A校でいろいろありまして。


「やってらんねぇ」( ゚Д゚)


となり、「事務側から留学生の役に立ちたいな」という思いから、他の学校の事務を探していました。
そしてご縁があった学校で事務の仕事をする

…はず、だったんですが!

様々な行き違いがあり
「将来的に専任になってくれる非常勤講師」として面接を受けている話になっていて(笑)
もうわけわからんww


結果的に「非常勤講師を掛け持ちしている」状況になりましたww

自分で書いていてもわけわからんのですが、掛け持ちをはじめて気付いたことがたくさんありました。
Twitterの先輩たちが「他の学校も見てからやめた方が良い」と助言してくれる理由も、何となくわかったのです。
しかし、学校の掛け持ちってハードル高いんですよね。色々な状況で”日本語学校の掛け持ちを検討している人”の参考になればいいなと思い記事にします!



前提条件:A校とB校


まずは掛け持ちしている学校について、状況を書いておこうと思います。

A校

開校10年以上で、所謂マンモス校らしいです。マンモス校の基準はよくわかりませんが、同僚の先生方はそうおっしゃいます。
私は養成校を卒業してからすぐこちらでお世話になり、勤続年数は約四年です。


B校

開校5年弱?の学校で、非常に小規模です。多くの先生たちがお辞めになったそうで、一度傾きかけて現在再建中。冬の始まりくらいからお世話になり始めました。私にとっては2校目の日本語学校です。



コース

A校


【全4コース・四期制】
①4月入学/2年
②7月入学/1年9カ月
③10月入学/1年6カ月
④1月入学/1年3カ月

【良い所】収益拡大が期待できる?
学校の利益として、ですね。私は運営側にあまり関わっていないので詳しくはわかりませんが、収益が増えるのは想像できます。

【悪い所】1年3カ月で進学は厳しいと思う
高校卒業して、お金もなく、0初級で入ってきた学生が「アルバイトしながら進学費用を稼いで大学へ行きたい」といった時は…正直頭を抱えました。
生活費を稼ぎ、日本語学校の学費を払いながら、進学費用を貯金して、学校で日本語を0から勉強&EJUの勉強…。私なら無理です。これで専門学校へ行くと言うならまだ手段はあったのですが、EJU必須の大学希望となると…厳しいなぁというのが本音です。


B校


【全2コース・2期制】
①4月入学/2年
②10月入学/1年6カ月

【良い所】1年3カ月コースがない
個人的にはこちらの方が、学生のためでも、先生のためでもあると思います。エージェントがちゃんと1年3カ月コースの状況や進路までの時間をちゃんと説明してくれればいいのですが、そうではないことが多いので…。

【悪い所】学校の収益がすくなくなる?
まあ、学生が減りますからね。収益が少なくなれば、人件費削減のために専任が授業をして非常勤のコマが減るとかあるあるですよね。


まとめ


どちらが…というより、
1年3カ月コースはやめてほしい…!
同僚の先生方とも話しているのですがマジでやめてほしい!!実際に、1年3カ月コースで入学したまじめな学生が、どうしても学費が足りないからと言ってオー〇ーワークしようとしていた(面談で気付いて、阻止したため未遂ですが…)なんてこともあったりして。



レベル

A校

三カ月ごとに強制的に進級


【良い所】クラス名で入学時期や、レベルが把握できる

【悪い所】強制的に進級するので、学生の負担増
今のクラスの勉強さえ分からないのに、上のクラスに行かなければならないので、学生自身が「私はこのクラスをもう一度勉強したい」と言ってもできません。


B校

特になし。本当に何もない(笑)

【良い所】流動的なので、学生が自分に合ったクラスに入れる

【悪い所】入学時期の、卒業時期のばらつきがある


まとめ

どちらでもいいけど、強制的に進級する制度はやめた方が良いと思う



授業時間

A校

1コマ:45分(×4)
休憩1回:15分(×1)

1.5時間授業→15分休み→1.5時間授業

【良い所】授業が早く終わる
人によっては「休憩時間いらないから早く帰りたい」というタイプもいますよね。あと、教師側のとしては前半後半で授業をざっくり分けられるのはありがたいかも(笑)この時間割になれているからかもしれませんがね。前半でこれくらい終わらせて、残りは後半…とアバウトに組めるのは楽です。

【悪い所】集中力が続かない
人間の集中力持続可能時間を超えていますからね!私は45分で必ず休憩できるポイントを置いて(視覚教材を入れたり)教案を作って対応してしました。

B校

1コマ:45分(×4)
休憩3回:10分(×3)
45分授業→10分休み×3


【良い所】学生の集中力が続く
人間の集中力は15分周期で、90分が限界らしいです。自分が学生だったら45分がいいです。

【悪い所】途中で授業が切れる
慣れていなくて授業の組み方が悪い&カリとの相性があるのですが、どうしても授業がブツッと切れてしまう事があります。精進します(笑)


まとめ

私はB校の方が良いと思いました。まだ私が慣れていないのもあって、やりにくさを感じますが学生のことを考えるなら集中力が切れる前に休憩を入れるのがベストではないかと…。




カリキュラム

A校

3カ月毎で、ターム休み明けにまとめて三か月分が出ます。


【良い所】全体を俯瞰できる
三カ月でどこまで行くのかわかるので、全体を見ながら進められます。

【悪い所】自由がない
この三カ月のカリは絶対に動かせないので、学生が躓こうが定着してなかろうが、授業の変更はできないです。途中でカリにミスが見つかろうものなら全てがズレます。


B校

一カ月or1週間毎。
余裕があると一か月分でます。余裕がないと毎週月曜日に翌週分が出ます。
人が足りなんです…お察し下さい…。

【良い所】変更がしやすい
「今日はこの課の定着が不安なので、もう少し時間を取りたいです」と伝えると、翌週は「先週の復習」の時間を作ってくれるので、ありがたかったです。

【悪い所】全体が俯瞰できない・予定が立たない
勿論カリを作っている先生は「〇月にどこまで終わらせる」と考えてカリを組んでいますが、非常勤はもらったカリに沿って授業するだけなので全体を俯瞰することが難しいなと思います。「来週は一日テスト監督だから、今週末は遊びまくろう」とか考える私のようなタイプの先生は予定が立てにくいと思います(笑)


まとめ

学生のことを考えるなら、毎週毎がいいのかな~とも思います。しかし「JLPTまでにどこまで終わらせる」とか「夏休みまでに〇課まで終わらせる予定」とか、全体を俯瞰する目も教師としては持っていたいので、いいとこどりができる方法があると良いなと思います。



人数


A校

教員数(非常勤含):50人弱
学生数:250人弱
クラス数:2桁
クラス人数:10~18人

B校

教員数(非常勤含):7人?稼働していない先生もいるのでよくわからない。
学生数:40人弱
クラス数:1桁
クラス人数:8~12人


まとめ

学校が受け入れられる学生数が異なるので、比較はできませんが
1クラス10人以下って、素晴らしい!!
一人一人がよく見えるし、一人一人にスポットライトを何度も当てられるし全員が授業に参加できているというのが、よくわかります。これは告示が20人以下って決めているからですけど、告示を10人以下に変更してほしいです……!!


メイン教材

A校


初級:語学留学生のための日本語ⅠⅡ・大地
中級:中級へ行こう・中級を学ぼう(前・中)
上級:学ぼう!にほんご中上級・テーマ別 上級


B校

初級:みんなの日本語Ⅱ
中級:中級へ行こう・中級を学ぼう(前・中)・テーマ別中級
上級:学ぼう!にほんご中上級



まとめ

B校で初めてみん日を使うことになりました!
A校の同僚の先輩先生にも「いい所、悪い所はあるけれども、一度みん日を使って教えてみなさい」と言われていたので、とてもいい機会だったと思います。
みん日の「教え方」も使うようになって、「今までの自分の文法分析は甘かったぁ」と反省しました。確かにみん日は細かすぎて「ん~。」と思う所もありますし、私は行動タスク型の教材が好きなので、みん日はあまり好きではないのですが、みん日を使った経験は私の力になったと思います!



【以下、教材URL】

絵がたくさんあり、学習者が飽きないようにタスク・練習が満載です。別売りの「フォローアップ問題集」もございます。


前編のIと同様、イラストや図が豊富で、新出語彙・文型をスムーズに導入できます。 初級後半の学習事項が20課にまとめられており、練習問題も充実。


1998年に出版されて以来、日本語教科書の定番としてロングセラーの『みんなの日本語初級I 本冊』が、より使いやすく生まれ変わりました。 整理された学習項目(文法シラバス)はそのままに、古くなった語彙を新しい語彙に差し替え、イラストを使った練習を増やしました。


『みんなの日本語 初級I 第2版 本冊』(第1課~第25課)に続く25課構成(第26~第50課)で、初級後半レベルの総合的な日本語力を身につけることを目的にしています。


初級終了後の日本語学習者を対象とした、日本語教科書の定番『中級へ行こう 日本語の文型と表現59』(2004年発行)の第2版です。


中級前半レベルの総合日本語教科書『中級を学ぼう 日本語の文型と表現56 中級前期』の改訂版です。 『中級へ行こう 日本語の文型と表現55 第2版』に続く、中級の総合教材として、「一般的な事柄や抽象的なテーマについて会話ができる」「多様な文章の読み書きができる」ことを目的としています。


「読む・書く・聞く・話す」の四技能の力をバランスよく、また統合的に学習できる教材。「日本語能力試験出題基準」2級及び1級の中から82の学習項目を取り上げている。


シリーズ第5弾。15課構成で、1課12時間程度を想定。続く「上級」と共に日本語能力試験1級合格や大学進学を目指す。各課、幅広いテーマに基づき、「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能を総合的にのばすことを目標とする。


日本語学習教材として定評ある「テーマ別」シリーズ上級編を10年ぶりに改訂。『テーマ別 中級から学ぶ日本語〈三訂版〉』の編集方針を踏襲する形で全15課を全面書き下ろし、全く新しい内容を盛り込んだ。



テスト・準備

A校

基本的にすべて専任(学校側)が準備。個人的に必要なものがあれば、非常勤が個人で準備することもあります。非常勤は配るだけなので、楽ですね。採点も専任がするので、非常勤は実施と回収のみになります。

B校

中間・期末試験は専任(学校側)が準備して、一週間前から非常勤が順番にテストの内容に問題がないかチェックします。使用プリントのコピーは個人で行います。そして、宿題は非常勤が作らなければなりません。(宿題は強制作成です)採点も回収日の先生が実施します。


まとめ

A校のコピーしてくれるのはありがたいですが、試験のチェックなどは何重にも行われるB校が良いですかね。
ただ、B校は宿題を文型が当たった非常勤が作り、翌日の人が採点しなければならないので、そこはかなり負担がかかります。勿論無給で…した!が!今後は宿題は学校が作る方向に切り替わります。問題や疑問点があれば直ぐに変えていけるのが、再建中の強みでしょうか。A校は物凄い労力が必要になります。


試験対策

A校

EJUの対策はなしで、JLPTは授業後(放課後)の時間に希望者を募って開催。対策授業は専任が行い、非常勤は基本的にノータッチです。

B校

こちらもEJUの対策はなし。JLPTは授業内で実施します。JLPTの前はカリキュラム自体がJLPT対策授業になります。


まとめ

B校の学校の授業をJLPT対策に切り替えるというのはあまり好きではありません。ただ、学生たちの目標が「進学」である以上、JLPTは切っても切り離せない問題なので、仕方ないかなと割り切っています。



学生管理(アルイバイト)

A校

基本的に学生任せで、教師が一人一人と面談したり、40時間の申請をする際にバイト先などを把握しています。

B校

バイトをしたいときは許可書の提出が必要になり、毎月バイトの時間を記入させ、管理しています。こちらは基本的に学校紹介のバイトになるので、学生管理は楽かもしれません。


まとめ

オーバー〇ークはどうやっても防げないのはどうしてなんでしょうかね。人数が少なく、対策も進めているB校でさえ、怪しい学生がいます。


管理

A校

母体が大きいこともあり、反応が素早いです。本当に書類系は早いです。とってもありがたい!一つの会社として、社員としての管理は行き届いていると思います。
ただ、殆どが未経験者の管理・専任なので、授業の相談は難しいです。
そういう時は、非常勤のベテラン先輩先生と曜日がかぶったときに相談したり、横並びの先生と話し合ったりしています。まぁ、そこは臨機応変に、ですね。

B校

割となんでもルーズなところは楽かもしれません。専任も基本的に経験者で、小規模校という事で、事務もできる人が多いです。現場が良いんですが、管理が…ルーズすぎて書類や契約関係が遅いです。

実際に私が被った被害は
・雇用契約書の時給を書き間違え
・給与日の伝達ミス
・希望雇用形態・業務内容が伝わっていない など
本当は書ききれないくらい、もっとやらかされています。日本語学校云々ではなく、会社としてまずい。

あと現場は経験者ですが、管理が日本語教育という言葉を部署移動してから知ったような人たちなので、話が通じてない時があります。どれくらい通じてないかというと、学校見学で突然面接が始めたり、。
告示に「設置者に日本語教育に」

面接の時に「先生たちがやめていってしまう」と言われたのですが、はっきり言って、「己の言動を顧みよ(小吉)」です(笑)


まとめ

ここまでつらつらと書いてきましたが、お役に立つ内容はありましたか?
また面白い違いがあれば更新しようと思います!

はっきりと言いますが、どっちがいい悪いではなく、どんな違いがあるかを書いただけですよ!

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